神戸にある彼の実家に行ってきました。
彼の両親とは、東京にいらっしゃったとき、お会いしたことはあったけど
彼の実家で合うのは初めてで、少し緊張していました。
だって、外で会うのと、相手のガチガチの根城に入るのとでは、「納豆ご飯に生たまご入れる」のと、「納豆ご飯にクリームソーダかける」ほどの違いが、あるじゃないですか。
私が言いたいのはそれだけ緊張感が走るって言うこと。
彼の実家だと食事をするときもお手洗いにいくときも、お風呂にはいるときも、気をつかいまくります。
「この小娘がどれだけ気が利くか、見てやろう」ってきっと疑念の目で見張ってきます。
だから私、結婚してうまくやってる友だちに相談したり、いろいろヤバそうな嫁姑体験談をグクっりして、よーくイメトレして臨んだんで大丈夫でした。
きっと私の気の強いとこや、かわいい息子ちゃんをいじめたがるところは、見事にカモフラージュできたとおもいます。
てか、彼のご両親さま。
無茶苦茶優しい✨✨
こんな私のねじれた心が惨めだったよ。。
でも、まあ、正直なところ、これで正式に挨拶ができたのでスッキリしました。
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今回のもう一つのミッションは、彼の過去を暴くこと。
彼の実家は大阪湾を臨める山手の、高級住宅地にある、一軒家の広い家でした。
品のいいお坊ちゃんタイプの彼なので、なんとなく察してはいたけれど、本当にいい環境だと思います。
「ここの景色を見ながら、彼は過ごしたんだな~」と空想してたら、私のハートはじんわりとなりました。
彼が二十歳まで過ごした部屋へ入ると、わんぱくな男の子って感じの、ベタな部屋。グローブやバッド、宇宙や乗り物の図鑑、エレキギターに鉄アレイ、棚には、オートバイに乗った若かりし彼の写真と、ピカピカに磨いたオートバイのヘルメットも飾ってありました。
彼が、どんな少年時代を過ごしていたのかまるで、目に浮かぶな部屋でした。
私は堂々と、引き出しやクローゼット、なぞのボックスなど、バンバンとを開けていってやりました。
しかし、元カノとかオンナの臭いがしそうな品や、オタク的で、陰気な臭いがしそうなモノは何もありませんでした。
真っ白白な
純粋な
私の夫。
彼は全く慌てる様子もなく、懐かしそうに昔集めたバイク雑誌を見ていただけです。
彼は「東京に帰るまでに、カワサキワールド」に行きたいと言い出しました。
「何そこ?美味いの?」
と尋ねると
カワサキワールドとは、川崎重工業の展示場のような、ミュージアムとのこと。
狙いはどうやらオートバイのようで「カワサキワールド モーターサイクル企画展」が見たいらしいのです。
私の抜打ちテストに合格したご褒美に、一緒に行ってあげることにしました。
カワサキワールドは正直なところ、女子が行ってもつまらないとこでした。。
一方、Kawasakiのカッコいいオートバイがずらりと並んでいたので、きっとバイク好きの男子は興奮するだろうなーという感じのミュージアムでした。
彼は実家に帰って、オートバイ熱がぶり返した様子です。
この後、良くない事件が起こりました。
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その事件は東京に帰って次の日に起きました。
昨夜、彼は新しく購入したヘルメットを抱えてかえってきました。
1万円を超える買い物は必ず私に連絡するようにと約束、イヤ契約を結んだのにもかかわらずです(# ゚Д゚)
ヘルメットっていくらするのって聞いたら、4~5万円もするっていうので、私的に完全にアウトな買い物です。
それよりも、私の許可なくそんな高い買い物するなんて許せん!
目くじらたててじっと睨んでやりました。
彼曰く、実家に飾ってあったヘルメットを売ってから購入したので、実際は半額くらいで購入できたと言い訳をしてきました。
私は言い訳が、大っきらい。
これは次に、Kawasakiのバイクも購入してくるかもしれない。
「例外は、権利を生む」
つまり、これを許したら、勝手なことをいろいろやり始めるきっかけになるってこと。
彼が嬉しそうに買って帰ってきた綺麗なヘルメットですが、これも「売ってこい」と命令してやりました。